家にいながら、映画館のような大画面のホームシアターって憧れますが、値段やスペースの問題で、なかなか作ることってできませんよね。
コスパに優れて、省スペースで作る簡易的なホームシアター作れるモノ達を、レビューしていきます。
二つの記事に分けて、プロジェクターとサウンドバーを紹介します。
この記事では、サウンドバーです!
サウンドバーを選ぶ時にチェックする点は?
- アンプの最大出力の大きさ
- 搭載スピーカーの種類、数、大きさ
- 接続端子が利用環境に合うかどうか(特にARCは対応してると便利)
- Bluetoothやアプリでの携帯端末との連携方法
- 対応サラウンド技術
- 視聴モード
- 本体サイズ、設置方法
YAMAHA SR-B20Aと競合製品との違いは?
価格も様々な商品がありますが、今回は安く省スペースなホームシアターの構築を目的とするので、10万、15万を超える様な上級モデルは除外して比べていきます。
今回、選んだサウンドバーを紹介します。

【YAMAHA SR-B20A】 です
音響関連のことなら、楽器から防音設備、音楽教室といったことまで幅広く扱っている信頼できるメーカーです。
自動車部品メーカーとしての側面も持っており、製造業としても高い水準の技術を持っています。
【YAMAHA SR-B20A】は廉価モデルながら、3Dサラウンド機能を搭載していたり、非常にコストパフォーマンスが良い製品に仕上がっています。
終売となっているYAS-108,YAS-109と共通の外観や、音響構造をしていますが、他社からも似た機能を持つ製品がリリースされています。
それだけ優れた機能だという事だと思います。いち早く優れた機能を廉価モデルでも搭載してくれるメーカーなので、是非試してみてください。
各種スペックは比較表を参考にして下さい。
競合製品との比較
まず、基本性能や実勢価格をふくめて、出来るだけ性能面と価格で合わせて他の製品との比較をしてみます。
モデル名 | YAMAHA SR-B20A | SONY HT-S200F | Anker Soundcore Infini2 | デノン DHT-S216 | JBL Bar 2.0 All-in-One MK2 |
価格 | 17,327円 | 18,800円 | 16,990円 | 19,008円 | 20,000円 |
アンプ部出力 | サブウーファー:60W | フロントL/R:30W×2フロント:25W+25W サブウーファー:30W | 詳細非公表 | 合計120W非公表 | 80W |
搭載スピーカー | ツイーター:2.5cm×2 サブウーファ:7.5cm | フロント:5.5cm×2フルレンジ4.6cm×2 サブウーファ7.0cm | フルレンジ×2 サブウーファ 詳細非公表 | ツイーター25mm×2 75mm サブウーハー×2 | フロント45mm×90mm×2フルレンジ×2 |
入力端子 | 光デジタル2 USB1(アップデート専用) | 光デジタル1 USB1 | AUX IN1 光デジタル1 USB1 | HDMI 1 | 光デジタル1 HDMI1 USB1 | AUX IN1
出力端子 | サブウーファー出力1 | HDMI1(ARC/CEC)HDMI1(ARC/CEC) | HDMI1(ARC) | HDMI 1 (ARC/CEC) | サブウーファー出力1 | HDMI1 (ARC)
アプリ対応 | (本体操作のみ) | Sound Bar Remoteなし | Soundcore | なし | なし |
Bluetooth対応 バージョン: 対応プロファイル: 対応コーデック: | Ver 5.0 A2DP SBC、AAC | Ver 4.2 A2DP、AVRCP SBC | Ver 5.3 | Ver 4.2 A2DP、AVRCP SBC | Ver 4.2 A2DP、AVRCP 非公表 |
対応サラウンド技術 | DTS Virtual:X(三次元) | S-Force PRO(二次元) | なし | DTS Virtual:X(三次元) | 独自サラウンド |
視聴モード | ステレオモード サラウンドモード 3Dサラウンドモード | Auto Sound Cinema Music Standard | ムービーモード 音楽モード ニュースモード | Movie Music Night | スマートモード スタンダードモード |
本体サイズ、設置方法 | 910×53×131mm 3.2kg | 3.5kg | 580x64x95mm880 x 64 x 98mm 2.18kg | 890 x 66 x 120 mm 3.5 kg | 614 x 56 x 90mm 1.6kg |
価格は、ほとんど横並びで、【YAMAHA SR-B20A】と 【Anker Soundcore Infini2】が若干安めといったところ。
基本性能で言えば、正直どのモデルも自宅で使うスピーカーとしては十分な性能ですね。
デノンだけ入力の光デジタルがないですが、他は光デジタルの端子やHDMI(ARC対応)も揃ってます。
DTS Virtual:Xに対応しているかが、大きな差になると思います。
他は独自のサラウンド技術といってますが、上位機種はDTS Virtual:XやDolby Atmosといったものに対応しているので、どちらをオススメできるかといえば、DTS Virtual:Xに対応している機種です。
【YAMAHA SR-B20A】と【デノン DHT-S216】で比べれば、端子の多さや携帯端末連携といった使い勝手の面で優れる【YAMAHA SR-B20A】をオススメします!

レビュー本編
【YAMAHA SR-B20A】

本体の大きさは幅91cmと大きめです。
左右のスピーカーが離れていないと、3Dサラウンドでなくステレオだとしても、音の感じ方がモノラル寄りになってしまうので、大きめなのは仕方ないのかなと思います。
本体のカバーが細かいファブリック素材になっています。スピーカーとかによく使われているモノですが、ホコリを被りやすい平置きだと掃除しづらいかもしれません。
掃除の仕方ですが、掃除機で吸ってやると簡単にキレイになりますが、拭き掃除では取り切れません。

中央部にあるのがコントロールパネルです。LEDでモード表示や簡単な操作ができます。
ARCに対応してる機器に繋げれば、自動で連動で電源オンオフしてくれるし、音量操作くらいはテレビのリモコンで操作できるので使う機会はほぼないです。
サウンドバーのリモコンが見つからない時も、スマホから操作できるので、本当の緊急用といった用途ですね。
SR-B20 の良かったところ
- テレビのスピーカーと比べれて、聞きやすく、迫力のある音になる。
- 人物のセリフがとても聴き取りやすくなる(特に 5.1ch 仕様の映画)
- テレビの前にすっきり配置できる省スペースな本体サイズ。
- Bluetooth スピーカーとしても使える。
- ARC対応なので、接続したテレビの電源とSR-B20 も連動する。
- ARC対応なので、接続ケーブルは HDMI 1本だけで済む
SR-B20 の悪かったところ
- リモコンもあるのだが、スマホアプリ操作の方が分かりやすい。
- テレビリモコン音量操作が、単押しで2つ上がり、1つ上げる操作がしづらい。
(ほんの少し長めに押すと3つ上がるので、下げるように単押しで2つ下げて調整してます)
レビューを調べると、テレビによって違うような感じなので、相性の問題かもしれません。 - サラウンド効果がテレビに対して正面以外は、かなり弱くなる。
- 光ケーブルではなく、HDMI ケーブルが付属していて欲しかった。

まとめ
音の感想に関しては、個人差が大きいと思うので、実物を比べて気に入ったモノを買うのがベストだとは思います。
ですが、一つづつ比べ聞きできる店舗は限られるので、スペックを参考にして買うならば、最も失敗を少なくできる選択肢になるんじゃないかと思います。
筆者の感想にはなりますが、DTS Virtual:Xの効果も十分に実感できるレベル仕上がりなのと、音質面でもPCで使っている2.1chのスピーカーよりも明らかに良い音質なので、不満が全くありません。
デノンのDHT-S216と迷いましたが、YAMAHA SR-B20Aを買って良かったと思えるので、オススメします!
