
いきなりですが、カメラの持ち運びはどうしてますか?
カメラを持ち出す機会って、観光や、遊園地、公園、アウトドア、学校行事など様々なシチュエーションがあると思います。
でも、カメラって、精密機器な上に、サイズも重さもあるので、邪魔になったり、扱いに困ってませんか?カメラに気を使って楽しみ切れないのは勿体ないと思います。
私は、子供と一緒にアスレチックや遊具で遊ぶタイプなんですが、カメラが邪魔で、iPhoneだけで写真を撮ってる時期もあったんですが、このストラップシステムにしてから常にカメラを持ち出す様になりました。
アクティブに動く時は持ち出さなくてもいいかな。なんて思ってる方がいれば、参考にして貰えるとうれしいです。
今回、レビューするのは Peak Design (ピークデザイン)のストラップです。
これを軸にして、こんな使い方してますよ!っていうレビューになります。
このメーカーは、ストラップとカメラを連結するアンカーリンクスという連結部品が特徴なんですが、簡単に取り付け、取り外しができる上に、耐荷重も90kgと、かなりのオーバースペックぶり。
長期間使って劣化しても、余裕がある設計になっています。劣化が限界まで来ると一目で分かるアイマークが出てくるギミックで、交換するタイミングを教えてくれる工夫まであります。
Peak Design SLIDE(スライド)
SLIDE(スライド)は、Peak Designの首掛けストラップです。速写ストラップという長さ調整が素早く行えるジャンルのモノになります。
大型カメラ向けという商品ですが、私は、EOS 6DとEOS R6というCanonの一眼カメラの中では、中型サイズのカメラで使用しています。
他にもスライドライト、リーシュといってサイズ違いの商品もあります。ですが、両モデルはパッドが入っていない事、リーシュは長さ調整の機構に違いがあり、ロック出来ないという違いがあります。
なぜSLIDE(スライド)を選んだのか
まずは首掛けストラップにする理由が、すぐにシャッターを切りたいを使い時に使える。カメラを頻繁に使いたいシチュエーションの時に使うものだと思います。
長さ調整機能が簡単かつ、素早くできること。子供が、急に走り出した時に一緒に走れるぐらいには、アクティブに動ける安定性、信頼性があること。
この二つは必須でした。そして、野暮ったいデザインでなく、出来ればオシャレであって欲しい。
スライドの長さ調整機構について

筆者は、斜め掛けでカメラを体に密着させるぐらいに、ストラップを短くした状態でいます。カメラが振り回されて、子供や周りの物にぶつかったりしないようにする為です。
そのままでは、ファインダーを覗けないんですが、スライドの長さ調整機構はロックレバーを掴んで(起こして)そのまま引っ張るだけで伸ばす事ができます。片手でできるし、1秒程度で行えるのでシャッターチャンスを逃しづらいんです。
でも、素早く調整できるっていうのは、速写ストラップでは普通の事。
スライド、スライドライトの調整機構は、一般的なアジャスターとほとんど違わないので、ベルトが弛みもせず、知らない人がパっと見で分かる様な金具も付いてません。それでいて、素早い調整、ロック出来る点が違います。
リーシュは、指を引っ掛ける輪っかがあって、それを引っ張る事で調整できますが、ロックは出来ません。
アンカーリンクスのおすすめの使い方



付属のプレートかアクセサリー穴の付いたクイックシューに、アンカーリンクスを取り付けて使用すると、カメラが自分の体に押し付ける様な姿勢で傾きます。
これが、想像以上に良かった。軽く走る程度ではカメラが動かなくなるんです。
カメラの両肩にストラップを取り付けると、レンズが上下左右に動きますよね。
重さで振り子の様になってしまうのに対して、この取り付け方なら、立ち姿勢でも、屈んでも、走っても体に密着してくれるんです。
子供相手や、何かを拾い上げる時など屈む姿勢って何気ないタイミングであると思いますが、安定感が段違いです。
ストラップをより短い状態にした方が効果は高くなるので、速写ストラップのように長さ調整が簡単にできるモノをオススメしますが、ストラップとアンカーリンクスとアクセサリー穴のあるクイックシューがあれば、この取り付け方は出来るので、スライドは要らないって方でも、試してみてください。
カメラライフが変わるぐらい身軽になれると思います。
アンカーリンクス単品でも売っているので、お試しにも丁度いいかも知れません。


スライドのベルトについて


スライドのベルトの質感です。伝わりますかね?ナイロンのテカリ気があるんですが、色の発色が良く上品に見えます。
長さ調整は、99~145cmの範囲ですが、アジャスターが二つあり、同時に両方を動かす事は現実的じゃないので、可動範囲は半分の23cm程になります。

滑り止めが付いてる面と付いてない面が用意されてます。頻繁にカメラを使う時と移動時で使い分ける事もできます。
ここまでは、スライド、スライドライト共通でおすすめできる点ですね。
スライドのみの利点は、肩に触れる所にパッドが入っている事、ベルト幅が広い事です。
パッド入りで幅が広いと疲れづらいって意見もあるんですが、パッドが入っている事で、折り畳みや丸める事ができないデメリットもあるので、これはカバンを含めた運用方法次第になってしまいます。
いくら収納しづらいと言っても、アンカーリンクスを外してしまえば、レンズ交換式一眼カメラが収納できるカバンで収まらないなんて事はないと思います。
例えば、EOS R6 + コントロールリングアダプタ + EF24-105mm F4L を入れると、他にパンケーキレンズすら入れられない斜め掛け用の容量4Lのスリングタイプのカバンでも入ります。
ただ、カバンに入れて運ぶ様な運用だと、折角の首掛けストラップの利点をなくしてるので意味がないですよね。
筆者の運用方法とまとめ

私の運用方法は、容量4Lのスリングタイプのカバンに、レンズを2本と財布やキーケースを入れて持ち運ぶ使い方です。
財布、キーケースを入れるスペースにレンズを追加する事も出来ます。
スリングタイプであれば、カメラ同様に体に密着してくれるので、暴れる事もないし、レンズ交換する際も安定した姿勢を維持できるので、立ったまま交換出来ます。
財布やキーケースをポケットに入れてると、アクティブに動く際に邪魔になりますが、それも解決できる。
二つのモノを斜め掛けしようとすると問題になるのが見た目です。襷掛けするのも、写真メインで見た目を気にしなければ、いいのかも知れませんが、私は目立つし、やりたくなかったんです。
スライドの広いベルト幅で、カバンのベルトを覆う形で、右肩から左脇に向けて掛ける事で目立ちづらい様にしてます。
背中とか二つのベルトが、どうしても見える部分もあるんですが、襷掛けするよりは良い見栄えなんじゃないかと思ってます。
レンズ交換式であるメリットを生かしつつ、素早く交換できて、走り回ったり、多少のアスレチック程度ではカメラが振り回される事もなく、いつでもシャッターを切れるという点で、良い運用方法だと思いますよ!
見た目は、ベストまでいかなくてもベターまではいけてると思ってます!
この運用方法では、ターザンの遊具の様に、何かにしがみついたりする様なガッツリとした遊びでは、カメラが周りの物と接触してしまいます。
そういう時は、カメラをスリングカバンにしまって、Peak Designのカフというリストストラップに付け替えます。
ストラップを、簡単に付け替える事できる点でもアンカーリンクスが生きてきますので、おすすめです!
次は、Peak Design カフ と スリングバッグ のレビューやっていきます!
